5歳の子どもにオススメの習い事。3つのジャンルから得られる効果
執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)
最終更新日 2023年07月02日
5歳の子どもの習い事は、成長や発達に大きな影響を及ぼします。
適切な習い事を選ぶことで、子どもは新たなスキルを習得し、日常生活で必要な社会性や周囲とのコミュニケーション力、協調性などを養います。
また、集中力の向上や自己表現力の発展なども期待できそうです。
こちらのページでは、5歳の子どもにオススメの習い事のジャンル3選と、得られる効果などについて詳しくご紹介します。
5歳の子どもの習い事は早くない
5歳頃の子どもは、身体的にも心理的にも目覚ましい成長を遂げる時期です。
身体面の発達としては、バランス感覚の向上があげられます。
心理的な成長としては、協調性の発達や、ルールやルーティーンの理解力があげられるでしょう。
また、芸術的な部分での想像力・創作力が豊かになるのもこの時期特有です。
このような大きな成長を遂げる時期だからこそ、習い事でさまざまな経験を通じ、さらなる成長へとサポートすることが重要です。
【参考情報】習いごとへ子どもを通わせる親の意識に関する研究
【関連記事】5歳児の教育はどうすべき?5歳児の特徴や教育のポイントを解説!
5歳の子どもにオススメの3つの習い事ジャンル
5歳頃の子どもにオススメの習い事といえば、以下の3つのジャンルがあげられます。
・身体を動かす習い事
・芸術的な習い事
・認知力を養う習い事
身体を動かす習い事といえば、体操やダンス教室などがあげられます。
スイミングなども人気ですね。
楽しく身体を動かしながらバランス感覚やリズム感などの身体能力を伸ばせば、健康な成長に貢献してくれそうです。
芸術的な習い事といえば、絵画教室や工作教室、ピアノ教室などがあげられます。
日常生活で養うことが難しい想像力や創作力の向上、観察するチカラや指先などの繊細な動きを習得できるでしょう。
認知力を養う習い事といえば、ロボット教室やプログラミング教室などです。
ロボットを組み立てたり、タブレットや専用アプリを使用したりしながら、遊び感覚でロジカルシンキングを習得していきます。
ロジカルシンキングが身につくことは、学問だけでなく日常生活においてもさまざまな部分で役立つスキルとなっていくでしょう。
【関連記事】子どもの人気の習い事やメリット・デメリットは?
5歳児にオススメの3つの習い事と効果
5歳の子どもにオススメな習い事の3つのジャンルについて、もう少し深掘りしていきましょう。
またそれぞれのジャンルの習い事から得られる効果などについてもお話しします。
身体を動かす習い事
身体を動かす系で人気の習い事といえば、スイミングや体操教室、ダンス教室などがあげられます。
またスポーツクラブなどでは、サッカーや野球なども人気ランキングに必ず入ってくる習い事です。
バランス感覚・柔軟性の向上を目指す「体操教室」
5歳児はとくにバランス感覚などの成長・発達が目覚ましい時期です。
この時期に体操教室などで基礎トレーニングをしておくことで、今後の運動の礎となるチカラを養っていけるでしょう。
体操で行われるさまざまな動きや運動は、身体のコントロール力を養い、ジャンプや回転の技術を習得することで体幹もアップするでしょう。
リズム感と表現力を鍛える「ダンス教室」
5歳頃からダンスをはじめておくことで、リズム感や表現力を伸ばします。
音楽に合わせて体を動かしたり、リズムに合わせてステップや振り付けを学んだりすることで、バランス感覚や体幹も鍛えられます。
音楽や振り付けなどから、感情やストーリーを表現する演技力も身につくため、ココロの豊かさにも繋がっていくでしょう。
表現・発表することで自尊心を育て、周りとの協調性も高めていきます。
健康促進と周囲との協調性やルールを学ぶ「スポーツクラブ」
体力的な成長がめざましい5歳頃だからこそ、スポーツで身体を動かすことで運動能力が向上し、健康な身体つくりにつなげていけます。
また集団スポーツ系の習い事では、周囲との協調性や社会性、ルールの大切さを学べます。チームメイトとの競争や協力を通じ、チームワークやコミュニケーションスキルを発展させられるのです。
芸術的な習い事
芸術的な習い事では、どの分野でも想像力や表現力の向上・成長につながります。
習い事を通じ、自己成長や自信の向上が実感でき、向上心の成長にも一役買ってくれそうです。
また、芸術的な活動はストレス解消・発散、リラックス効果をもたらすと言われているため、心身の健康にもよい影響を与えられます。
想像力と表現力を伸ばす「絵画教室」
大人には考えつかない想像力や表現力のある5歳児は、絵画教室に通うことで、さらに想像力や表現力を豊かにしていきます。
さまざまな色や画材を使用しながら、自分の頭に浮かんだ世界を実際に描いていく。
絵画を通じて、感情や思考の整理・表現もできます。自分の中にしかない世界を育てることにもつながるでしょう。
手先の器用さや自己表現が発揮できる「工作教室」
指先で繊細な動きができるようになってくる5歳児は、さまざまな道具や材料に触れることで、さらに器用さを高め、自己表現力を伸ばしていきます。
どうすれば思うように完成するかといった空間認識能力も向上するため、芸術以外の今後の学習でも役立ちます。
作品づくりを通じて自己表現を行なうことは、自己肯定感や自信を養っていくでしょう。
音感・リズム感は日常生活にも役立つ「音楽教室」
5歳の子どもならではの豊かな想像力とセンスを活かせる音楽教室。さまざまな楽器を使って演奏することで、音感やリズム感を養います。
発表会などで誰かと一緒に演奏するなどがあれば、協力することや仲間と呼吸を合わせる大切さを知り、コミュニケーションスキルも発展させていけそうです。
認知力を養う習い事
認知力を養う習い事では、論理的思考や問題解決能力、集中力や言語能力、数学的思考や異文化理解の向上にまでよい影響を及ぼすようです。
私の知り合いのお子さんも、英語が得意だったため、プログラミング学習にスムーズに取り組めたという話があります。
このように認知力を養う習い事では、1つが他のことにつながって発展していくメリットもあるようです。
論理的思考と問題解決能力を高める「プログラミング教室」
いくつかの要素を正しく組み合わせて指示を出すことで成果が出るプログラミングでは、今後小学校の学習を進めていく上で必須な論理的思考を養います。
プログラミングが正しく動かないのはなぜかを考えたり、複雑な課題を解決したりすることから、論理的思考と問題解決能力を高めるにはうってつけの習い事です。
小学校生活を見据えて数学的思考と集中力を養う「算数教室」
論理的思考と数学的思考は、理系を目指さなくても今後どの学問でもマストとなる能力です。
算数教室で算数に慣れておくことで、小学校生活での算数がスムーズに進められる利点もあります。
多くの問題を解き続けることも多いため、論理的思考だけでなく集中力を高め、継続することで認知力の向上にもつながります。
異文化理解と言語能力を高める「英語教室」
英語教室での学びは、英語力を高めるだけでなく、異文化の理解にもつながります。
これは学校の英語教育だけではなかなか身につきにくいものなので、価値のある学びとなるでしょう。
外国の言語や文法・語彙を理解するだけでなく、異文化の背景や価値観に触れることで興味や感心を引き出せます。
また異文化に対しての柔軟性を養えることも、重要な役割をはたしてくれそうです。
【参考情報】小学校プログラミング教育の光と影
【関連記事】頭の回転をよくする、幼児期の習い事とは?
5歳の習い事は就学準備としても役立つ
習い事から得られるさまざまなスキルは、就学を目前としている5歳児には大変意味や意義があるものばかりです。
幼稚園や家庭以外での人とのつながり、コミュニケーションをうまく取ることなどは、新たな小学校生活のスタートを切る際にきっと役立ってくれることでしょう。
子どもの意思や気持ち、特性や個性に適した習い事をすることで、能力が大きく開花していきます。
体験レッスンや見学などでしっかりと子どもとの相性や雰囲気を見極め、わが子のスキルアップにつなげていきましょう。
幼児教室ひまわりでは、お子さまの脳を鍛える具体的な方法や難関中学に合格するための勉強法などを、オンライン講座やメールマガジンで公開しています。
もっと深く学びたいという方は、ぜひ私たちのメールマガジンにご登録ください。
この記事を読まれた方にオススメのコラム