小学校受験のメリット・デメリット
執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)
最終更新日 2022年10月14日
小学校受験に挑戦するご家庭も増えてきました。そこで、これまでに1万人以上の保護者を指導してきた塾長の私が、小学校受験のメリット・デメリットについて解説いたします。

東大京大や医学部などのトップレベルの難関大学に合格するためには、中学受験に挑戦することを私たちはおすすめしています。
親御さんの中には、もう一つ手前の「小学校受験」を考えている方もいらっしゃいます。
実際、私たちのもとにも、「小学校受験に挑戦した方が良いでしょうか?」というご相談がよく届きます。
ただ、小学校受験については、
「幼児期は好きな事だけやらせたい」
「小学校受験は親の都合であって、子どもがかわいそう」
というネガティブな意見もあり、挑戦するかどうかを迷われている方もいらっしゃいます。
そこでこちらのページでは、「小学校受験のメリット・デメリット」をお伝えしますので、
小学校受験を考える際に、参考にしていただけたらと思います。
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小学校受験のメリット

それではまずは、小学校受験のメリットについてお伝えします。
大きく次の3つのメリットがあります。
1.中・高・大で受験が必要ない学校もある
2.レベルの高い環境に身を置ける
3.親子で向き合う経験ができる
1つずつ解説していきますね。
1.中・高・大で受験が必要ない学校もある
小学校受験で、附属学校のようなエスカレーター式の学校に入学すると、中学校・高校・大学へと試験無しで進学することができます。
このようなエスカレーター式の学校は、進学しても周りの環境が大きく変わらないので、勉強やスポーツや趣味などに集中しやすい環境になっています。
2.レベルの高い環境に身を置ける
小学校受験の大きな特徴としては、“周りの環境のレベルの高さ”が挙げられます。
小学校受験に合格して入学するということは、同じような苦労を経て、高い学力を身につけ子たちが集まっています。
教育熱心な家庭で育ち、高い学力と人間性を持ち合わせている子が多い環境と言えます。
3.親子で向き合う貴重な経験ができる
小学校受験では、親御さんの考えや価値観をお子さまに一方的に押し付けるだけでは、良い結果を得ることができません。
勉強を強制せずに、お子さまが気持ちよく勉強に向かえるように、親子で一緒に頑張っていく環境作りが必要になります。
そのため、親子で向き合う時間が増え、親子の信頼関係がより強くなる貴重な経験となると思います。
…
以上のように、一般的な同年代の子どもと比べると、早い段階から学習習慣を身につけ、高い学力の環境に身を置くことができるという点は、大きなメリットとなるでしょう。
小学校受験のデメリット

次に、小学校受験のデメリットについてお伝えします。
デメリットは次の3つです。
1.費用の負担が大きくなる
2.子どもに過度なプレッシャーを与えてしまう恐れがある
3.子どもに合った学校選びが必要
1つずつ解説いたします。
1.費用の負担が大きくなる
小学校受験の大きなデメリットとして、“費用面”が挙げられます。
私立に入学させる場合には、年間で約100万円ほどかかってしまいます。
お住まいの地域によっては、さらに交通費が上乗せされます。
入学までの費用(受験勉強にかかる費用)と、入学後の費用がどれくらいかかるのか?
事前に把握しておかなければいけません。
2.子どもに過度なプレッシャーを与えてしまう恐れがある
先ほどもお伝えしましたが、小学校受験では、親御さんの考えや価値観をお子さまに一方的に押し付けると、ストレスやプレッシャーが大きくなってしまいます。
また、幼児期の子どもは、特に好き嫌いが多く出やすいので、勉強を強制すると勉強嫌いになってしまい、学力が伸びず、合格する確率も低くなってしまいます。
仮に合格ができたとしても、授業や勉強に対して前向きになれず、継続的な勉強ができなくなります。
そのため、お子さまの長所や性格を考慮しつつ、気持ちよく勉強ができる環境を整えていく必要があります。
3.子どもに合った学校選びが必要
小学校受験といっても、人数や施設・方針が各校で異なります。
お子さまの性格や育ってきた環境も関係してくるので、合う学校と合わない学校があります。
そのため、事前に親御さんが学校の説明会に参加したり学校内の設備や雰囲気を確認することで、お子さまの性格に適しているかどうかを見定める必要があります。
また、交通面の問題もあります。
自宅から離れた学校への通学はお子さまの負担が大きいだけでなく、距離によっては親御さんが
送り迎えをしなければいけないケースもありますので、親御さんの負担も増えてしまいます。
…
小学校受験には、以上のようなメリット・デメリットがあります。
では、これらを踏まえて、どのように考えていけば良いか?
デメリットをクリアし、最終目標からの逆算で判断する

まずは、「デメリットを問題なくクリアできるか?」を考えていきます。
小学校受験のデメリットはこちらの3つですね。
1.費用の負担が大きくなる
2.子どもに過度なプレッシャーを与えてしまう恐れがある
3.子どもに合った学校選びが必要
たとえば私の家庭の場合は、両親は共働きで、父親も一般的な会社員でした。
そうなると、1つ目の費用の負担がとても厳しくなります。
私の母親も、私の学力を上げるために、いろいろなサポートをしてくれましたが、
小学校受験に関しては、デメリットをクリアすることができないので、選択肢から外れました。
デメリットをクリアできなければ、無理をして小学校受験に挑戦しなくても良いかと思います。
なぜなら、最終目標を達成することが本来の目的だからです。
ここはブレないようにしましょう。
ですので、「最終目標から逆算して考える」ということをおすすめします。
たとえば、東大、京大、医学部などの難関大学に合格することを最終目標に掲げている場合、そこから逆算して考えます。
トップレベルの難関大学へ合格するためには、それら大学への合格率が高い高校に進学する必要があります。
そのような高校というのは、中高一貫校である場合が多いです。
ということは、中学受験への挑戦が、中間目標になります。
つまり、たとえ小学校受験をしたとしても、中学受験に挑戦することになり、中学受験専用の勉強をすることになります。
・小学校受験を経て中学受験に挑戦するか?
・一般的な公立小学校から中学受験に挑戦するか?
このように、最終目標から逆算して、目標達成に必要な学力レベルを、どのようなルートで身につけるのが効率が良いのか?わが子に合っているのか?
と考えていくと、より判断しやすくなると思います。
親子ともに、負担が少なく、気持ちよく勉強に取り組めるような環境を目指して、判断してみましょう。

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