子どものやる気を引き出すために親が気をつけるべきポイント

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子どものやる気を引き出すために親が気をつけるべきポイント

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年06月13日

子どもが勉強やスポーツに取り組む際、やる気を持ってほしいと思う親は多いでしょう。
とはいえ子どものやる気は他人が引き出せるほど簡単なものではありません。

子どものやる気をどう引き出せばいいかわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は子どものやる気を引き出す方法について、やる気が出ない原因や親がかけてはいけない言葉も紹介します。

子どものやる気を引き出したい親御さんはぜひ参考にしてみてください。

子どものやる気が出ない原因
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子どものやる気が出ない原因は主に以下の3つが該当します。

・勉強やスポーツなどで周りについていけない
・苦手意識がある
・必要性や目的がわからない

やる気を引き出したい場合、上記原因をケアしてあげることが大切です。

勉強やスポーツなどで周りについていけない

勉強やスポーツなどで周りについていけないと子どものやる気は失われます。

例え興味があることでも一度失敗し周りから遅れをとってしまうと途端にやる気を消失してしまうものです。
何かをきっかけに一度つまづくと、それまで得意だったことに対してもやる気がなくなる可能性があります。

子どもがやる気を出すには、周囲と比較しないよう気をつけましょう。

苦手意識がある

苦手意識があることもやる気を落とす原因の1つです。

勉強=苦手というネガティブなイメージがついてしまうと、成功体験を得られずやる気を失ってしまいます。
他にもできないことを叱られるなどの経験で苦手意識がつくこともあるでしょう。

苦手意識を払拭できる工夫を親がしてあげる必要があります。

必要性や目的がわからない

必要性や目的がわからないこともやる気を落とす原因です。

勉強やスポーツを子どもの意向を無視して強制的にやらせると、そもそもの目的や必要性を本人の中で感じづらくなってしまいます。
目的や必要性を納得できないままやる気を出して取り組むのは非常に難しいでしょう。

勉強やスポーツは子供がやりたいことを中心に、目的や必要性を持てる工夫をしてあげることが大切です。

【関連記事】子どもが公文でやる気が出ない理由とは?やる気にさせる5つの方法

子どものやる気を引き出す方法
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子どものやる気を引き出す方法を以下の4点から紹介します。

・やる気を引き出す環境づくり
・挑戦しやすい目標を決める
・褒めてあげる
・失敗を否定しない

子どものやる気を引き出す際は上記を参考にしてみてください。

やる気を引き出す環境づくり

まずはやる気を引き出す環境づくりが重要です。
やる気を引き出すには子供が物事に集中できる環境を用意する必要があり、テレビやスマホ・ゲームなどがない環境を整備してあげましょう。

親の行動も気をつける必要があり、子どもが勉強など物事に取り組む際は親もスマホやテレビを見るのを控えるよう気をつけます。

集中力を引き出すため適宜休憩を設けるのもおすすめです。

挑戦しやすい目標を決める

挑戦しやすい目標を決めることもおすすめの方法です。

子どもは大人のように目標を自分で決め、目標達成のプロセスを組みモチベーションを維持して行動することは難しいでしょう。
そこで子どもにいきなり大きな目標を与えず、達成しやすい小さな目標を設定してあげます。

小さな目標を達成できれば成功体験を積みやる気も引き出されます。
1つの目標を達成したら次の小さな目標を設定し、成功体験を継続的に積み上げられるようにしましょう。

最終的には大きな目標を子ども自身で設定できるよう、目標設定を親がサポートしてあげます。

褒めてあげる

褒めてあげることも子どものやる気を引き出すのに有効です。

やる気を出さない子どもに対して叱るなど注意してしまう方が多いですが、物事にネガティブなイメージを持ってしまい逆効果となってしまいます。

やる気のない状態を叱るのではなく、子どもができたことを褒めるようにしましょう。
褒められたという成功体験を積み重ね積極的な行動を促せるでしょう。

失敗を否定しない

失敗を否定しないスタンスも子どものやる気を引き出すには重要です。

子どもは失敗を恥ずかしがり嫌がる傾向がありますが、失敗を避けてばかりいるとやる気を出し積極的に行動できなくなってしまいます。

子どもには失敗しても問題ないことを教えてあげましょう。
失敗を恐れずに行動できれば、積極的に物事へ挑戦できやる気を引き出せます。

【関連記事】ダラダラ勉強する子供の集中力を高める方法

子供のやる気を奪う親がかけてはいけない言葉3選
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子どもがやる気を出せる環境を整えても、やる気をを奪う言葉を親がかけてしまっては台無しです。

子どものやる気を奪う親がかけてはいけない言葉で代表的なものを以下の3つ紹介します。

・「〜しなさい!」(強制する言葉)
・「こんなこともできないの?」(否定する言葉)
・「〜君はできているのにね!」(他人と比較する言葉)

子どもに接する際は上記の言葉を投げかけないよう注意しましょう。

「〜しなさい!」(強制する言葉)

「早く勉強しなさい!」など子どもに強制する言葉をかけてしまうとやる気を無くしてしまいます。

人には自分がやりたいことを自分で決める欲求があり、他人から強制されると不快感を感じ反発を生む原因となってしまうでしょう。
特に元々勉強に前向きでない子どもに強制すると、強い反発心を生み親子関係にも悪影響を与えてしまいます。

強制する言葉はかけないよう子供が自然と集中できる環境を用意しましょう。

「こんなこともできないの?」(否定する言葉)

「こんなこともできないの?」など否定の言葉も子どものやる気を削いでしまいます。

親が子どもに否定的な言葉を投げかけると、子どもは自分に対し否定的になり自信を失うでしょう。
自信を失うと積極的に行動する意欲を失い、結果としてやる気もなくなります。

勉強以外のケースでも否定的な言葉をかけず、できたことを褒めるようにしましょう。

「〜君はできているのにね!」(他人と比較する言葉)

「〜君はできているのにね!」など他人と比較する言葉は、子どもがやる気を無くす原因を生み出します。

自分よりも上手な人と比較されると子どもは劣等感を感じやすく、自己肯定感が下がってしまうでしょう。
自己肯定感は自信に近い意味合いですが、自己肯定感が下がると積極的に行動しないばかりか成果にも悪影響を与えてしまいます。

他人と比較することで子どものやる気を削いでしまうため、言わないようにしましょう。

【関連記事】中学受験でやる気が出る言葉7選!やる気が落ちる原因や対処法も解説

物事に集中できる環境や挑戦しやすい目標を決めてあげる
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子どものやる気を引き出すには、物事に集中できる環境や挑戦しやすい目標を決めてあげるなど工夫が必要です。

またやる気を引き出せたとしても、強制する言葉など親の何気ない一言で子どものやる気を下げてしまうため注意が必要です。

今回の内容を参考に子どものやる気を引き出し、健全な成長を支えてあげましょう。

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