加藤先生からのメッセージ

評価と信頼の両方が必要な時代

こんにちは、加藤です。

私がお伝えしたいことは、

「評価と信頼の違いを理解し、評価と信頼の両方を得る」

ということについてです。

評価と信頼は、意味が似ているようで実は微妙な違いがあります。

この違いを理解しないと、
これからの時代では、お子さんの目指すべき理想像も微妙にズレてしまうでしょう。

評価とは、
数値化されたデータ基準をもとに、自分より上の立場の者によって下されます。

信頼とは、
心を動かされる言動や体験をもとに、自分と同等あるいは下の立場の者によって得られるものです。

評価される者は、ある程度明確化された“評価基準”があるため、わかりやすさがあります。
ですから、評価を得るための行動もわかりやすく明確化できました。

対して信頼には、“信頼基準”のような明確化されたものがありません。
ですので、信頼を得るための行動も明確にはできませんでした。

それもあり、今までの時代は、
「信頼」があいまいに扱われ、「評価」が重要視されていました。

評価を得るためにはアカデミックスキルが重視され、
信頼を得るためにはライフスキルが重視されます。

たとえば中学受験の合否も、評価の一種です。

その中学にとって、その子は、
“合”なのか“否”なのか。評価が下されるのです。

中学受験以降も、大学受験でも医師国家試験でも
“合”を積み重ねていき、高い評価を得ていきます。
そして最終的に、医者という社会的地位を手に入れることができます。

これは医者以外の職種でも同じです。

同じように、評価を積み重ねていき、役職を手に入れていくのです。

このように、定められた評価(ゴール)を目指して、
問題を解決していく力が、アカデミックスキル(学力)です。

それに対して、信頼を得るためにはどうするのか?

信頼は、自分と同等あるいは下の立場の者によって得るものです。
そのためには、仲間との関係性を深める体験が必要になります。

・仲間への気配りができ、
・仲間の心に寄り添うことができ、
・仲間の能力も引き出し、
・仲間を巻き込みながら、

成果を出していく。

このような仲間との体験を積み重ねることによって、
信頼を手に入れていくのです。

これらの体験のように、
日常生活に生じるさまざまな問題や要求に対して対応する力が、ライフスキル(生きる力)です。

今までの時代は、この評価と信頼が同じように捉えられていました。

・評価が高ければ信頼される
・医者の言うことはすべて信頼できる。
・大企業の商品であれば安心できる。

ですがこれからの時代では、

・評価が高くても必ずしも信頼できるとは言えない

となるでしょう。

・医者の言うことよりもネットの情報を信頼する
・大企業の不祥事がSNSによって暴かれる
・小さな企業の商品でもSNSによって注目される

というように、評価と信頼が切り離される時代となっています。

では、そんな時代であれば、何を目指せば良いのか?

それは、

「評価と信頼の両方を手に入れる」

ということを目指しましょう。

評価を高めるだけでは、信頼が不十分になる恐れがあります。
信頼を高めるだけでは、評価がおろそかになる恐れがあります。

ですので、
評価を高めるためのアカデミックスキル。
信頼を高めるためのライフスキル。

この両方をバランス良く身につけることが重要になります。

ですが、今すぐこれを親御さんが実行するのは大変だと思います。

アカデミックスキルを高める方法もたくさんあります。
ライフスキルを高める方法もたくさんあります。

その中から、バランスも考えて効率良く学ぶ方法を見つけるのは、とても大変です。
ましてや家事やお仕事もあれば、なおさらです。

ですので、これらを私たち講師陣が整理してまとめました。
それが今回のひまわり特別会員コースのカリキュラムになっています。

これからの時代に合わせて今すべきことをまとめたカリキュラムになっていますので、
ぜひ、実践していただけたらと思います。

それではここまで私のメッセージをお読みいただきありがとうございました。
また講座内でお会いしましょう。

加藤牧人先生プロフィール
 

幼児教室ひまわり講師
中学受験時代の四谷大塚テストでは常に全国で成績上位をキープし、愛知県の名門東海中学に合格。現在は
プロの家庭教師として全国各地で活躍。

ひまわりでは主に「社会科」の科目を通じて、社会科の成績を上げるだけでなく、子供の能力開発、親御さんの意識改革などの指導をさせていただいております。

これからは、コンピューターの技術革新が今以上の勢いで進み、予測できない時代になっていきます。
終身雇用も崩壊し、安心できる大手企業も今以上に少なくなっていくでしょう。

そのため、「自ら生きていく力」というものが必要になってきます。
「勉強しかできない」大人にさせないためにも、幼児教育の段階で準備しておかなければいけません。
子供が将来、強くたくましく生き、そして社会貢献できるような大人に育てるために、私たちと一緒に頑張っていきましょう。